BLOG 西精工の日常

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2022.04.07

リーダーシップ勉強会 その1:共感力が強いと・・・

先日、社長が講師をしてくださる「リーダーシップ勉強会」がリモートで行われました。
社長、今回もよろしくお願いいたします!
(今回、字が多いです!)

今回もまずは時事ネタから。
そういえば2月度のリーダーシップ勉強会を紹介したブログで、
 「冒頭の時事ネタは、このところずっと新型コロナのことでしたが、今回はロシアによるウクライナ侵攻について」
と書きました。
あれから1カ月経ったけど、その間ずっとウクライナはロシアに侵攻され続けてたんですよね。
どうか、このブログが掲載される時には戦争が終わっていますように!

ちょっと脱線しました。
今もテレビや新聞のニュースではこの「戦争」がトップで報じられています。
ただ、今までの「戦争」と大きく違うのは、SNSがたくさんの生々しい「戦争の本当の姿」を報じていること。
ただでさえコロナ禍でしんどい時代に、生々しい戦争の悲惨さを目にするのはしんどいですよね。
特に「共感力」が強い人は、この「しんどさ」を共感してしまい、しんどいんだそうです。

じゃあこの「共感力」は、よくないことなのか?
いいえ、そうではありません。
人との関わりにおいて、この「共感する」ってすごく大切!
特に相手に対してコーチングをする時は「共感」が欠かせません。

この「共感」には2つの種類があるそうです。

ひとつは、「あなたと同じように私もうれしい!」と、相手の気持ちと同調する共感です。
これはイメージしやすいですよね。
もうひとつの「共感」は、「(私はそうでもないけど)あなたはうれしかったんだね!」という共感です。

このように「共感」には、
 ①相手と同調する共感。
 ②相手の気持ちに寄り添う共感。
の2種類があるそうです。
特に大切なのは後者。
いつもいつも、相手と同じ気持ちになるってことは難しいものです。
たとえ相手の意見と自分の意見が違っていても、「あなたはそう思っているんですね」って、相手の意見をまずは受け止めることで、相手との関係が築かれていきます。

ただ、冒頭にも書きましたが、この「共感力」が強すぎると、しんどくなっちゃうんです。
「新型コロナのこと」「戦争のこと」、こういったことに共感し過ぎるとしんどくなるように、ネガティブなことに接するとしんどくなります。
例えばこんな経験ありませんか?
話し相手が不平不満、愚痴・悪口ばかり言っていると、聞いている方はしんどいですよね。
割り切って「気持ちのシャッター」を下ろせばいいのですが、共感力が強い人はシャッターを下ろせず、それらネガティブにも寄り添ってしまうんです。

ここで「共感力が強い人がしんどくなりにくくする方法」を4つ教えてくださいました。
 ①つらい気持ちを否定しない。
   そんな自分でいい、大丈夫。
 ②「つらい」という気持ちを吐き出す。
   スポーツやカラオケで発散する。
 ③体に心地いい刺激を与える。
   いつもより少しハードに走ってみる。
 ④前向きに逃げる。
   そして、逃げる自分を嫌いにならない。

これら4つのこと、いわゆる「メンタルが強い人」は自然にやっているんだそうです。
これらを自然に出来ない人は、まず意識して実践してみてください、といったことを教えてくださいました。

ここで2人に「しんどくならない方法」が出来ているかを社長が尋ねました。
スポーツマンのおかやまさんは「まだまだ出来てないです」とのこと。
ちなみに③の「吐き出す」というのは、けっして「愚痴や悪口を言う」という意味ではありません。
あくまでモヤモヤしたものをエネルギーに変えて発散することです。
さねちゃんは「先日の8コンで気持ちを出すことが出来た」とのことでした。
さねちゃんのように「気持ちを出す」ことって大切。
けっして「出来ていない自分」に目を向けて、自分を否定しないように気をつけなといけないとのことです。

ここで社長から、一冊の本を紹介していただきました。
 「自己肯定感ハラスメント」
という本です。
この本では、「『人に認められたい』という承認欲求は良くない」と書かれているそうです。
西精工の課題図書のひとつ、「嫌われる勇気」でも、「他者貢献のために主体性を発揮する」ことの大切さが書かれています。
けっしてこの「嫌われる勇気」は、「嫌われてもいいも~ん」っていうワガママになることではありません。

さらにもう一冊紹介してくださいました。
 「もしアドラーが上司だったら」
です。
本のタイトルの通り、これもアドラー心理学を学ぶ本です。
アドラー心理学で大切なこと2つ、
 ・共同体感覚を持つこと。
 ・勇気:見返りを求めない勇気を持つこと。
について説明してくださいます。

また、「課題の分離」もアドラー心理学の特長のひとつ。
例えば「子どもが全然勉強をしない!」ということに対して、親としてはついつい「勉強しなさい!」って叱ってしまうもの。

でもアドラー心理学では「子どもを褒めても叱ってもいけない」としています。
なぜなら「勉強をする/しない」は、その子ども自身の課題だからだそうです。
とはいえ、「ほったらかしにする」ということではありません。
「子どもが勉強をする環境にする」ことが親の課題なんだそうです。

ちょっと長くなってきたので、ここで一旦小休止。
この続きは明日の「その2」で紹介します!
ぜひ明日もご覧いただけると嬉しいです!

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