BLOG 西精工の日常

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2022.04.08

リーダーシップ勉強会 その2:「弱さを見せる」ということ

社長が講師をしてくださる「リーダーシップ勉強会」、3月度の勉強会の様子を紹介しています。
「その1」では主に「共感」について教えてくださったことを紹介しました。
今回の「その2」では、社員が書いたレポートから色々な学びを得ていきます。
(今回も字が多いです!)

まずひとつ目のレポート。
西精工には「10か条」という、仕事終わりに「今日一日、決めたことが出来たかな?」と一日の自分を振り返るシートがあります。
このレポートを書いた方は、リーダーに言われて「仕方なく」やり始めたそうですが、この「やらされ感」が「自分で決めたからやる」に気持ちが変わったそうです。
また「この方は苦しいことを伝えるのが苦手」と書かれていました。
社長からは、「苦しいことを『苦しい』と言えることで楽になれる」と解説してくださいました。

ふたり目のレポートでは、「褒めてもらうためにがんばるんじゃなくて、自分ががんばりたいからがんばる」ということを書いていました。
つまり承認欲求を無くすということ。
ここで社長がアドバイスをしてくださいます。
それは「想像力を働かせる」ということ。
例えば、現場に落ちていた油を拭き取っても、誰もお礼は言ってくれません。
それでも「誰もこの油で滑らなくてよかった」と、想像することで幸せを感じることもできるのです。

三つ目のレポートでは、「見返りを求めない」ことの大切さが書かれていました。
この方は毎朝、近所の公園の環境整備をしています。
これを義務感でやるとしんどくなります。
しかし、環境整備をしていると近所の方々があいさつしてくださったり、中には「これを植えてください」と花の苗をくださる方もいるそうです。
これだけで心がすごく温かくなるそうです。
そして10年続けていると「やりたい」という気持ちになって、毎日小さな幸せを感じられているとのこと。
私たちは毎朝、近所の清掃をしているのですが、正直なところ、道行く人にあいさつをしてもあいさつが返ってくることは少ないです。
でもそこで想像力を膨らませて「この公園で子供たちが楽しく遊んでいる」と考えたら、「掃除をやってよかった」って思えます。

次は、最近、西精工に入社された方のレポート。
なんでもこの方は、親から「西精工で働きだしてから素直になったね」って言われたそうです。
私たちはただ単に働くんじゃなくて、「生きる目的」「働く目的」「働き甲斐」、こういったことを考えるようにしています。
もしかしたら、その答えは無いのかもしれません。
でも大切なのは「考える」ということ。
普通に働いていて、自分を内観することはほとんどありません。
「何のために働いているのか?」といった働く目的を見つめることは無いと思います。
しかしそれを「考えてみること」、そしてそれを明文化すること。
それが幸せへの選択となります。

まだまだレポートはあったのですが、ここで割愛!
最後に社長からさらにもう一冊の本を紹介してくださいました。
 「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」
です。
そして、その中の一節を紹介してくださいました。

ひとつ目のレポートのところでも書きましたが、組織の中で「弱さ」を安心して見せあえることの大切さ、なぜそれが大切なのかを解説してくださいました。
以前に社長が紹介してくださった、グーグルの「プロジェクト・アリストテレス」でも同じようなことが言われていました。
心理的安全性です。
会社には「休める」という制度はあります。
しかし大切なのは、休みたい時に休める「雰囲気」があるかどうかです。

これは勉強会の内容ではないのですが、ふとHTTが言ってたことを思い出しました。

https://www.nishi-seiko.co.jp/blog/20220316/

(3月16日の社員ブログ「Thank you」で紹介しています)

HTTの友人が以前勤めていた会社では「産休制度はあるけれど、取らないで辞めてくれ」といった空気感があったそうで、結局その方は会社を辞めて再就職したそうです。
そして再就職先では、お子さんの調子が悪くて「休ませて」と会社に電話したら、話の途中で電話を切られたそうです。

「私はここにいていいんだ」という心理的安全性の大切さ、「制度」ではなく「空気感・雰囲気」の大切さを思い知らされます。

ってことで、3月度リーダーシップ勉強会の紹介でした!
社長、今回もリーダーシップ勉強会ありがとうございました!

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