BLOG 西精工の日常

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2023.09.13

西精工登山部:北アルプス縦走 その3

西精工登山部、真夏の大冒険@北アルプスの様子を紹介しています。
その1~その2と、長くてすみません。
思いが溢れて、短くできません(汗)
最終目的地の「常念小屋」でテントを張った一行は、休憩もそこそこに、常念岳(日本百名山)へのアタックを敢行します!
写真の通り、常念岳の頂上付近はガスガス。
さらに体力もヘトヘトなのですが、今登らないと、翌日は登る時間がありません。
アプリによると「頂上まで1時間」とのことなので、がんばります!
出発時刻は16時!

ここにきてずっと耐えてくれていた雨が降ってきました。
急いでレインウェアを着こんで、体を濡らさないようにします。
常念岳の登山道は岩だらけ!
めっちゃ歩きにくいです。

下山していく方とすれ違う時に、頂上の様子を尋ねましたが、みんなが「何にも見えない」とのこと。
まあ、この天候、このガスじゃ仕方ないです。
せめて頂上で集合写真だけでも撮れれば・・・。
なにせ「日本百名山」です!
存在感も、登頂の苦しさもハンパないです。
Wは軽く高山病の症状も出てきました(頭痛)・・・。

この常念岳、「偽頂上がある」という情報は得ていたのですが、偽頂上に到着した先にまだある行程を見ると、しんどさが倍増します(笑)
「1時間で登頂できる」とのことでしたが、1時間登り続けてもたどり着いたのは「偽頂上」!

そして!

たどり着いたら、ガスが晴れてる!

我々が登頂してスグにガスが晴れてくれました!
キセキです!
大天井岳ですとうさんが念じてくれたのが、ここで効きました!
ものの5分でまたガスに覆われましたが、「最高の5分」でした!

幸い、雨も止んで、ガスの中を下山していきます。
クリアな頂上を独占でき、テンションMAX!
なんとか暗くなる前にテント場まで下りてこれました。

ただ、10キロを超える縦走プラス、常念岳へのアタックはきつかった・・・。
テント場では再び雨も降ってきて、ワイワイすることもなく、各自でテントメシ。
(早々に就寝される方もいるので、意外にテント場は静かです。騒ぐのはマナー違反。)
下の写真、右側は、Wのテント内写真。
テント内に汗と雨で濡れた衣類を干していますが、結局乾きませんでした・・・。
Wのテントは狭いので、真ん中に寝ないと、テント内の結露で濡れます。

ゴハンを食べて早々に就寝(8時くらいかな)しますが、高山病のため、全然寝れません!
血中酸素飽和度が低いからでしょうか、頻脈(心拍数が高い!)が収まらないのです。
静かに横になっているのに、体内に酸素を巡らそうと、心臓ががんばっているようです。(脈拍:120くらい)

うとうとしたり、覚醒したり、を繰り返していた時に、ふと「あること」を思い出したW。
はい、「夜空の撮影」です!
ホントは一眼レフを持ってきたかったのですが、どうやらスマホでも星空を撮影できるとのことで、夜中の12時にチャレンジ!

スマホの設定をイジり、シャッタースピードを「8秒開放」にすると・・・。
(↓)こんなステキ写真が撮れます!
左下の丸いのは、他の人のテントの丸みです。

30分ほど写真を撮って、またもやシュラフ(寝袋)に潜り込みます。
(ちなみに全然寒くありませんでした)
そこからうとうと寝だすW。
気づけば夜明け前の3時50分。
カズキングも起きたようで、二人で星空写真を撮りまくりです!

(↓)は、カズキングの撮影。
テントの照明と星空が最高!

同じくカズキング撮影。
夜明け前の「槍ヶ岳」。
ちなみに手前のテントはWのテントです。

(↓)これはWの撮影。
常念岳と星空。常念岳の頂上から日の出を見るために、たくさんの人が常念岳を登っているのが、ヘッドライトから分かります。

朝5時過ぎ、みんなで日の出を見に行きます。
この日はありがたいことにイイ天気!
雲海からゆっくりと朝日が昇ってきます。

その朝日に照らされ、ピンク色に染まる「槍ヶ岳」。
これを「モルゲンロート」と言います。
※ドイツ語が語源でしょうか。「モルゲン=朝」「ロート=赤」という意味なんだそうです。
もっと赤く染まる時もあるそうですが、これでも十分に感動!

カズキングのスマホで「槍ヶ岳」にズームをかけてもらうと・・・
「槍ヶ岳」の頂上でご来光を拝んでいる人が10人くらいいるのが分かります。
すごいよね。
こんな形の山の頂上にも人は登れるんですね!

ステキなご来光&モルゲンロートを楽しんだのですが、この日はかなり時間がタイト!
慣れないテント撤収に悪戦苦闘し(なので写真を撮る余裕もない)、ようやく6時過ぎ、テント場を出発します。
気温は12℃。肌寒いですが、動くとイイ感じです。

これで北アルプスとはお別れ。
「一の沢」というルートから下山していきます。

登山道に入るとすぐに樹林帯へ。
鳥のさえずりを聞きながらも、必死に下山していきます。
実は10時にタクシーを予約しているんです。
10時までに下山しないといけません!

この登山道、「一の沢」という名前だけあって、沢沿いを下りていきます。
途中、冷たくてキレイなお水が!
カズキングは頭から(笑)
気持ちよさそう!

正に沢沿いに下りていくのですが、三日連続の岩歩きで、Wの足の裏が悲鳴を上げます。
自分の体重プラス荷物(15キロくらい)が足の裏に圧し掛かります。
ホントは冷たい沢に足を冷やしたいところですが、タイムリミットがあるだけに、とにかく下り続けます!
必死ながら、ステキな「一の沢」登山道の写真を撮ったのでどうぞ!

3時間30分、足の痛みに耐えながら、なんとか鳥居さんを発見!
鳥居さんがあるということは、登山口が近いはず!
鳥居さんの前で、無事の下山のお礼をします。

そして!

無事に下山することができました!
いいタイミングでタクシーともコンタクトできました!
めっちゃ疲れた~!

おぞましくクサイ体を浄めるべく、温泉で汗を流し、「信州といえばおそば!」という食欲を満たします。
ただ、どのおそば屋さんも満員!
なのでセルフサービスのおそば屋さんに入ったのですが、これが「当たり」でした!
激ウマです!
みんなでペロリと完食!

帰り道、大阪のパーキングエリアで晩ゴハン。
(←)これはWの晩ゴハンですが、焼肉定食を食べたカズキング、おかわり自由の権利を最大限に活用し、「大盛りおかわり」を2回繰り返していました。
さすがに我々が煽るので、3杯で「ガマン」したカズキングでした。

ってことで、西精工登山部、真夏の大冒険@北アルプスでした!
ステキな夏の思い出になりました!
長編3部を飽きもせず読んでくださり、ありがとうございましたー!

W 

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