BLOG 西精工の日常
登山部 の記事一覧

2010/06/01 からあなたは累計 人目の訪問者です。

(本日は 番目のアクセスです。 また昨日は 人のご来場者がありました)

2023.09.13

西精工登山部:北アルプス縦走 その3

西精工登山部、真夏の大冒険@北アルプスの様子を紹介しています。
その1~その2と、長くてすみません。
思いが溢れて、短くできません(汗)
最終目的地の「常念小屋」でテントを張った一行は、休憩もそこそこに、常念岳(日本百名山)へのアタックを敢行します!
写真の通り、常念岳の頂上付近はガスガス。
さらに体力もヘトヘトなのですが、今登らないと、翌日は登る時間がありません。
アプリによると「頂上まで1時間」とのことなので、がんばります!
出発時刻は16時!

ここにきてずっと耐えてくれていた雨が降ってきました。
急いでレインウェアを着こんで、体を濡らさないようにします。
常念岳の登山道は岩だらけ!
めっちゃ歩きにくいです。

下山していく方とすれ違う時に、頂上の様子を尋ねましたが、みんなが「何にも見えない」とのこと。
まあ、この天候、このガスじゃ仕方ないです。
せめて頂上で集合写真だけでも撮れれば・・・。
なにせ「日本百名山」です!
存在感も、登頂の苦しさもハンパないです。
Wは軽く高山病の症状も出てきました(頭痛)・・・。

この常念岳、「偽頂上がある」という情報は得ていたのですが、偽頂上に到着した先にまだある行程を見ると、しんどさが倍増します(笑)
「1時間で登頂できる」とのことでしたが、1時間登り続けてもたどり着いたのは「偽頂上」!

そして!

たどり着いたら、ガスが晴れてる!

我々が登頂してスグにガスが晴れてくれました!
キセキです!
大天井岳ですとうさんが念じてくれたのが、ここで効きました!
ものの5分でまたガスに覆われましたが、「最高の5分」でした!

幸い、雨も止んで、ガスの中を下山していきます。
クリアな頂上を独占でき、テンションMAX!
なんとか暗くなる前にテント場まで下りてこれました。

ただ、10キロを超える縦走プラス、常念岳へのアタックはきつかった・・・。
テント場では再び雨も降ってきて、ワイワイすることもなく、各自でテントメシ。
(早々に就寝される方もいるので、意外にテント場は静かです。騒ぐのはマナー違反。)
下の写真、右側は、Wのテント内写真。
テント内に汗と雨で濡れた衣類を干していますが、結局乾きませんでした・・・。
Wのテントは狭いので、真ん中に寝ないと、テント内の結露で濡れます。

ゴハンを食べて早々に就寝(8時くらいかな)しますが、高山病のため、全然寝れません!
血中酸素飽和度が低いからでしょうか、頻脈(心拍数が高い!)が収まらないのです。
静かに横になっているのに、体内に酸素を巡らそうと、心臓ががんばっているようです。(脈拍:120くらい)

うとうとしたり、覚醒したり、を繰り返していた時に、ふと「あること」を思い出したW。
はい、「夜空の撮影」です!
ホントは一眼レフを持ってきたかったのですが、どうやらスマホでも星空を撮影できるとのことで、夜中の12時にチャレンジ!

スマホの設定をイジり、シャッタースピードを「8秒開放」にすると・・・。
(↓)こんなステキ写真が撮れます!
左下の丸いのは、他の人のテントの丸みです。

30分ほど写真を撮って、またもやシュラフ(寝袋)に潜り込みます。
(ちなみに全然寒くありませんでした)
そこからうとうと寝だすW。
気づけば夜明け前の3時50分。
カズキングも起きたようで、二人で星空写真を撮りまくりです!

(↓)は、カズキングの撮影。
テントの照明と星空が最高!

同じくカズキング撮影。
夜明け前の「槍ヶ岳」。
ちなみに手前のテントはWのテントです。

(↓)これはWの撮影。
常念岳と星空。常念岳の頂上から日の出を見るために、たくさんの人が常念岳を登っているのが、ヘッドライトから分かります。

朝5時過ぎ、みんなで日の出を見に行きます。
この日はありがたいことにイイ天気!
雲海からゆっくりと朝日が昇ってきます。

その朝日に照らされ、ピンク色に染まる「槍ヶ岳」。
これを「モルゲンロート」と言います。
※ドイツ語が語源でしょうか。「モルゲン=朝」「ロート=赤」という意味なんだそうです。
もっと赤く染まる時もあるそうですが、これでも十分に感動!

カズキングのスマホで「槍ヶ岳」にズームをかけてもらうと・・・
「槍ヶ岳」の頂上でご来光を拝んでいる人が10人くらいいるのが分かります。
すごいよね。
こんな形の山の頂上にも人は登れるんですね!

ステキなご来光&モルゲンロートを楽しんだのですが、この日はかなり時間がタイト!
慣れないテント撤収に悪戦苦闘し(なので写真を撮る余裕もない)、ようやく6時過ぎ、テント場を出発します。
気温は12℃。肌寒いですが、動くとイイ感じです。

これで北アルプスとはお別れ。
「一の沢」というルートから下山していきます。

登山道に入るとすぐに樹林帯へ。
鳥のさえずりを聞きながらも、必死に下山していきます。
実は10時にタクシーを予約しているんです。
10時までに下山しないといけません!

この登山道、「一の沢」という名前だけあって、沢沿いを下りていきます。
途中、冷たくてキレイなお水が!
カズキングは頭から(笑)
気持ちよさそう!

正に沢沿いに下りていくのですが、三日連続の岩歩きで、Wの足の裏が悲鳴を上げます。
自分の体重プラス荷物(15キロくらい)が足の裏に圧し掛かります。
ホントは冷たい沢に足を冷やしたいところですが、タイムリミットがあるだけに、とにかく下り続けます!
必死ながら、ステキな「一の沢」登山道の写真を撮ったのでどうぞ!

3時間30分、足の痛みに耐えながら、なんとか鳥居さんを発見!
鳥居さんがあるということは、登山口が近いはず!
鳥居さんの前で、無事の下山のお礼をします。

そして!

無事に下山することができました!
いいタイミングでタクシーともコンタクトできました!
めっちゃ疲れた~!

おぞましくクサイ体を浄めるべく、温泉で汗を流し、「信州といえばおそば!」という食欲を満たします。
ただ、どのおそば屋さんも満員!
なのでセルフサービスのおそば屋さんに入ったのですが、これが「当たり」でした!
激ウマです!
みんなでペロリと完食!

帰り道、大阪のパーキングエリアで晩ゴハン。
(←)これはWの晩ゴハンですが、焼肉定食を食べたカズキング、おかわり自由の権利を最大限に活用し、「大盛りおかわり」を2回繰り返していました。
さすがに我々が煽るので、3杯で「ガマン」したカズキングでした。

ってことで、西精工登山部、真夏の大冒険@北アルプスでした!
ステキな夏の思い出になりました!
長編3部を飽きもせず読んでくださり、ありがとうございましたー!

W 

2023.09.12

西精工登山部:北アルプス縦走 その2・・・さらに長いです。

西精工登山部、真夏の大冒険@北アルプスの様子を紹介しています。
初日、思わぬ爆風雨により足止めを喰らった一行は、燕岳(つばくろだけ)で一泊。
すとうさん、おぐさん、Wの3人は山小屋で泊ったので、山小屋のおいしい朝食をいただきました。
ゴハンの後、外に出てみると、ご覧の日の出!
雲海から朝日が出てきました!

ちょっとガスっていますが、前日とは打って変わって穏やかな朝です。
今日の天気予報は「午前中:晴れ」「午後:雨」とのこと。

せめて午前中だけでも縦走(山の尾根を歩いて移動する)を楽しみたいもんです

出発準備が出来、縦走ルートに行ってみると・・・!
「槍ヶ岳」が雲の隙間から顔を出しています。
連なる山脈の中で、ひときわ目を奪われるのが「槍ヶ岳」!
正直、Wはそこまで「槍ヶ岳」に思い入れは無かったのですが、実物を見て感動!
存在感がレベチです。

気温は12℃、前日は雨で遊べなかった燕山荘の石像と戯れ、いざ出陣。
今から歩くのは「表銀座」と呼ばれる縦走路。
右手に北アルプスの山々を楽しみながら南進します。

残念ながら「槍ヶ岳」は以降、ガスの中。
一方、次の目的地の「大天井岳(おてんしょうだけ)」は時々ガスが晴れて、大きな存在感を示してくれます。

燕岳→大天井岳は、距離にして約5キロ。
ランニングしての5キロだと、30分もすれば走れますが、縦走路はそういう訳にはいきません。
荷物も15キロくらいあり、肩と腰にずっしり圧し掛かっています。

たまにカズキングやWが、岩の上に登ることを「チャーシュー」と呼んでいます。
 「なんでチャーシューなんだっけ?」

実は昨年、みんなで三嶺に登った時、崖の上でロープワークをすとうさんから教わっている時、体に巻き付けるロープがまるで「チャーシューに巻き付ける糸」に見えたのです。
そこから、崖に登ると「チャーシュー」ってなりました(笑)
カズキングに巻き付けているヒモ、めっちゃ丈夫なんですよ。

燕岳~大天井岳の表銀座5キロを楽しんで歩く一行。
当然、アップダウンはありますが、景色がすご過ぎて、全然疲れを感じません。

いよいよ第一目的地の大天井岳が近づいてきました。
ここまでくると、大天井岳に登る順路がくっきり見えます。
はい、えげつない急登なのです。
午前中最大の難関です。

この大天井岳にアタックするためには、一度、尾根の底まで下りないといけません。
せっかく登った高度を下げるのはもったいないですが、仕方ありません。
(←)このハシゴがある所が、大天井岳手前の一番低いところ。

ここで小休止。
ここから始まる急登に備えます。
岩にはめ込まれたレリーフは、ここから「槍ヶ岳」への登山道を切り拓いた「喜作」という方へのリスペクト・レリーフです。
先人たちが切り拓いてくれた道があるから、我々がこうやって道を通れるのです。

大天井岳ふもとの分岐。
右に行くと「槍ヶ岳」へと向かう表銀座が続きます。
我々は、大天井岳を目指すので、左ルートを登っていきます。

ここまでは道路事情もよかったのですが、ここから足場が悪くなります。
ゴロゴロした石の上を歩いていくことに。
けっこう足をとられて歩きにくいです。

さあ、大天井岳にアタック!
今まで歩いてきた「表銀座」の稜線(尾根)がどんどん小さくなっていきます。
この(←)稜線をずっと歩いてきたんです。

ゴロゴロ石だらけなので、余計に高山植物が映えます。
下の写真、左側は「ちんぐるま」の果実。花(白くてかわいい花を咲かせます)が終わった後、綿毛が長くなって果実になるそうです。
下の右側は「とうやくりんどう」、「とうやく=当薬」で、胃薬にもなるそうですよ。

大天井岳へのアプローチ登山道を急登すること30分、ようやく頂上へ!
いえいえ、ホントの頂上ではありません。
大天井岳の山小屋「大天荘」に着いただけです。

大天井岳の頂上は、山小屋からさらに20分ほど登ります。
重い荷物を山小屋に置いて(荷物を置いておくことを「デポ」と言います)、身軽になって大天井岳の頂上を目指します。
15分ほど登ると、そこは大天井岳の頂上!
標高「2,922メートル」!今回の冒険の最高高度です。

だがしかし!
頂上に着くと、周りはガス(雲)で覆われています。

そこで!
すとうさんが動きます!

ええ、すとうさんのおかげで、ガスの向こうに薄っすら「槍ヶ岳」が見えました!
シャッターチャンス!
ギリギリ、「槍ヶ岳」をバックに写真を撮ることができました!

(←)でも、数秒後にはご覧のようなガス!
山の天気は正に秒単位でコロコロ変わります。

北アルプスの山々に思いを馳せるみんな。

(←)帰り道には、北アルプスのアイドルも登場!
雷鳥がいるの、分かりますか?
さすがの保護色です。

大天荘(山小屋)に帰ってきた一行。
シャリバテ気味なので、早めの昼食をいただきます。
(シャリバテ:空腹で動けなくなること)
気圧の関係で、ビニール袋が張り裂けそう!

エネルギーチャージをしたら、大天荘を後にして、次の目的地「常念小屋」を目指します。
距離は約5キロ。
ちなみに、当初の予定はその先の「蝶ケ岳」でテント泊予定でしたが、予定を変更して「常念小屋」でのテント泊にしました。
なので「常念小屋」までたどり着いたらゆっくりできます(たぶん)。

常念岳(日本百名山)のふもとに「常念小屋」があります。
なので目指すは常念岳。
ひたすら山の稜線(尾根)を歩いていきます。
(↓)の写真、おわかりでしょうか?
山の稜線を境に、左側(東側)は真っ白!
右側(西側)はクリアです。
左側からガス(雲)が沸き上がっているのですが、右側から吹いてくる風がガスを押し戻しているんです。
縦走路は右側斜面なので、比較的クリアな視界で進んで行けます!
ありがたい!

途中、ハイマツという低い松の群生地を通っていきます。
カズキング、ハイマツのチクチク葉っぱも何のその!
ハイマツの上で大の字!

燕岳~大天井岳の縦走距離も5キロ、そして大天井岳~常念小屋も5キロ。
これから歩いていく縦走ルートが、はるか先まで伸びているのが分かります。

常念岳に近づくにつれ、縦走ルートが岩場になってきました。
ひたすら岩の上を歩いていくので、底のぶ厚い登山靴を履いていても、足の裏がじんじん痛くなってきます。
(なぜ登山靴の底が硬くてぶ厚いのか、を思い知ります)

11時30分に大天荘を出発して3時間弱、ようやく眼下に「常念小屋」が見えてきました!
長かった・・・。
そしてこの急な下りがまたしんどい!
ヒザに大きな負担がかかります。

14時45分、ようやく「常念小屋」にたどり着きました!
実は「次のミッション」を予定していたので、早々にテント泊の受付をして(一人二千円必要です)、急いで各自のテントを張ります。
(急いでたので、テントを張る写真を撮るのを忘れてました・・・)
ちなみに、すとうさんはカズキングのテントに泊まります。
おぐさんのテントはマジ広い!
でも地面が微妙に傾いており、寝ていると滑り落ちるそうです(笑)
Wのテントは出入り口に草が茂っており、けっこう出入りに苦労します(笑)

先にも書いた「次のミッション」、それは、「今日のうちに常念岳頂上に立つ!」でした。
翌日は、朝早くに下山を始めないといけないので、がんばって今日のうちに常念岳にアタックします。
ってことで、この続きは「その3」で。
ぜひ「その3」もご覧くださいね!

W 

2023.09.11

西精工登山部:北アルプス縦走 その1・・・長いです。

夏休み、西精工登山部が真夏の大冒険に挑みました!
お盆に直撃した台風7号を追いかけるように四国を脱出、途中、豪雨に何度も遭遇しながら、一路、長野県に向かいます。

到着したのは安曇野市の穂高駅近くにある登山者用駐車場。
すごく広い登山者用駐車場で、無料!
ありがたいです。
早朝4時30分、穂高駅に移動します。

朝5時に予約しておいたタクシーに乗って、一路、中房温泉にある「中房登山口」へ。
気温18℃、雄大にそびえる北アルプス常念山脈の上空は、残念ながら曇り空。
雨が降っていないだけラッキーです。

今回の大冒険に挑んだ登山部メンバーたちは、ご覧の4人。
 ・登山部部長:カズキング
 ・赤い彗星:すとうさん(ちなみに、ガチのアルピニストです)
 ・オグダッシュ:おぐさん
 ・社員ブロガー:W(←肩書きが弱い・・・)

はい、この4人が、北アルプスの山々を2泊3日で縦走します。
縦走とは、一旦山の頂上に登り、そこから下山することなく、山の尾根をつたって山から山に移動していくことです。
今回の「当初の」予定は、「燕岳(つばくろだけ)」→「大天井岳(おてんしょうだけ)」→「常念岳(じょうねんだけ)」→「蝶ケ岳(ちょうがたけ)」の縦走です。
ちょっと天候が心配ですが、ワクワクが止まりません。

ってことで、朝6時前、中房登山口を出発しました。
約1キロ登ったところで最初のポイント。
「第一ベンチ」に到着です。
もちろん、まだまだ序盤中の序盤。
みんなも元気です!

この辺りから雨が気になるようになってきました。
樹林帯の中を登っているので、木々が雨を遮ってはくれますが、それでも衣服やザックが濡れだしてきます。
荷物を濡らしたくないので、早々にザックカバーを装着です。

一行は「第二ベンチ」に到着。
けっこうしんどいです。

急登と戦い、なんとか「第三ベンチ」に。
そろそろレインウェアも・・・と思うのですが、レインウェアを着るとめっちゃ暑くなるので、まだ様子見状態。

雨はどんどん強くなり、良くない感じ・・・。
次のポイントは「富士見ベンチ」です。
名前の通り、晴れていれば(↓)の写真にある標識の向こうに小さく富士山を見ることができます。
ええ、この日は真っ白!

もうすぐ「合戦小屋」と呼ばれる休憩ポイントに着きます。
途中には「鎖場」と呼ばれる、険しい道も。
(険しい道なので、滑落防止に鎖の取っ手を張ってくれている場所です)

汗びっしょりになりながら、ようやく着いた「合戦小屋」。
なぜここが「合戦小屋」と呼ばれるのか?というと、どうやら大昔(桓武天皇の時代:西暦760~800年くらい)に、坂上田村麻呂という人が「鬼」と大合戦をしたのが由来なんだとか。

この合戦小屋は「スイカ」が名物なんだそうです。
せっかくなので、みんなでいただくことに。
これ・・・激ウマ!
へばった体に染み渡ります!
みんな、一瞬で完食!

どうしても「1個」でガマンできない人が・・・。
はい、カズキング。
ちなみにカズキングは昨年9月にも「燕岳~大天井岳」に登っています。
その時は寒くて「おしるこ」を食べたそうで、今回が「初スイカ」だったそうです。
あまりのおいしさに「2個目」を食べるカズキング。
食欲に正直な男です(笑)

この合戦小屋から樹林帯を抜けるため、レインウェアを着ての登山です。
ってすでに着ている服は汗で全身ずぶ濡れなんですけどね。
この先もしんどい急登の連続。
ヘトヘトの体を、高山植物の花々が癒してくれます。

そして・・・何やらテントのようなものが見えてきました!
ようやく山の尾根に出て来れたみたい。
燕岳のすぐ近くにある「燕山荘」という山小屋に到着です。
燕山荘に着いた時には、本格的な雨、さらに周りはガス(雲)で真っ白です!

時刻は11時30分。休憩含めて5時間30分かけてココまできました。
「お昼ゴハンは燕山荘でいただこう!」
ということで、燕山荘に入ります。

燕山荘は大きな山小屋ですが、、悪天候のためか、お客様はまばら。
食堂には8月ですが、灯油ストーブが置かれています!
びしょびしょになった体を灯油ストーブで乾かそうと試みます。
なかなかシュールな写真が撮れました(笑)
それにしても、8月にストーブに当たるなんて考えてもなかった!

燕山荘の名物、ビーフシチュー!
ビーフシチューをカズキングとおぐさんがオーダー。
すとうさんとWはカツカレー。
カツカレーには、かわいいツバメの形のチーズを乗せてくれています♪
カズキングはビーフシチューだけで足りず、こっそり持ち込んだオニギリを食べる始末(笑)

おいしいお昼ゴハンを食べて、「まったりモード」になりかけた一行。
意を決して、目標の「燕岳」へと向かいます。
山頂付近はかなりの暴風雨です。
荷物は山小屋に置いて、軽装で燕岳山頂を目指します。
行程は山頂まで約30分。
もはや台風並みの暴風雨、いや、爆風雨です。
雨が当たると痛いです。

この燕岳は「奇岩(きがん)」と呼ばれる、変な形の岩がたくさんあるのでも有名。
本来ならこれら奇岩を楽しみながら歩を進めるのですが、爆風に飛ばされないようにするので精いっぱいです!

「ごぉぉぉぉぉーっ!」という爆風の音と、レインウェアに打ち付ける「バチバチバチ」という雨の音しか聞こえません。
会話もままならない中、燕岳山頂へとたどり着いた一行。

(←)これは昨年、カズキングがソロで撮った燕岳山頂。

(↓)ええ、今回は・・・真っ白!
何にも見えねぇ・・・。

 

帰り道、有名奇岩の前で、かろうじて記念撮影!
むー、また天気がいい時に来てみたい・・・。
ちなみに、イルカ岩が思いのほか大きかったのにはビックリでした!

本来なら、燕岳登頂の後、大天井岳山頂へと向かう予定でしたが、とてつもない爆風雨の中を移動するのは危険と判断し、急きょ燕山荘で一泊することに。
さらには全身ずぶ濡れだったので「山小屋泊」を選択しました。
3人仲良く枕を並べて宿泊です。
もちろん「ごはん付き」!
この日の晩ごはんは、激ウマハンバーグでした!

え?3人?
はい、カズキングは一人、テント泊することに。
すとうさん、おぐさん、Wがハンバーグを食べている頃、カズキングはボイルしたソーセージとコーンスープを食べていました。

とにかく、色んな荷物がびしょ濡れ!
お金もへにょへにょ。
カズキング、お金をお腹に抱いて乾かしたそうです。
テント場の外にはカワイイ訪問者♪
「雷鳥(らいちょう)」です。
天候が荒れた時には山小屋付近によくいるそうです。
丸くてめっちゃカワイイです。

夕食を済ませた「小屋泊組」が、カズキングの様子を見に行きました。
この燕岳のテント場は、風裏に作られており、風の影響を受けることなく、平穏だそうです。
上手い具合に雨も止み、思いのほかテント泊も快適だったとか。
ただ、荷物がまったく乾かない!
(実は小屋泊も全然荷物は乾きませんでした)

そんなこんなで大冒険の一日目が終了。
爆風雨のため、いきなり計画が狂ってしまいましたが、登山も安全第一なのです。
二日目、なんとか天候回復してほしー!
ってことで、次回「その2」は本格的な縦走の様子を紹介します。
ぜひ次回もご覧ください。

W 

2023.07.26

登山部@剣山 その2:決断!

7月15日、天気予報は「晴れ」です(笑)
ええ、西精工登山部は、聖地:剣山にアタック中なのですが、暴風雨のために途中の休憩小屋で足止め状態なのです。
一向に事態は良くなりません。

スマホで雨雲レーダーを確認したり、風雨の状況を確認しますが、いい情報が全くありません。
ってことで、ついに「下山」を決断します。

「せめてココ、西島駅で集合写真を撮ろう」
ということで、普段なら最高の見晴らしポイントで、集合写真を撮ることに。
ふもとで学習したカズキングは、三脚に石を置いて、倒れないように工夫します。

ちぇ!

ちなみに外は暴風雨です(笑)

時々、暴風ではなく爆風が吹きつけてくる中、西島駅の絶景を背景(真っ白やんか!)に、集合写真~☆

もうみんな、突き抜けた笑顔です(笑)

山頂まで小一時間で行ける位置だけに、かなり名残り惜しいですが、安全第一の判断です。
ちなみに「一般人」なら震えるくらい寒い気候ですが、カズキングにとっては「ちょうどイイ」ようです。
※よい子はマネをしないで、きちんと雨具を持ってきてください。

改めてカズキングより「撤退!」のアナウンス!
後ろ髪を引かれる思いで下山します。
おおにしさん、せっかく来てくださったのに、ごめんなさい!
おおにしさん、ドローン撮影なども準備してくださっていました。

真っすぐ進めば頂上への登山道なのですが、右に折れ曲がり、下山ルートを歩いていきます。
みんなで晴れの日に帰ってくることを誓い合います。
西精工登山部、初の「撤退」です!

す・る・と・・・

突然、「虹」が出てきました!
無念の撤退をする我々に、神様が少しだけプレゼントをくださいました♪
思わぬ「虹」の出現に、心が和むみんな。

西精工登山部あるある。
 「帰り道は無言気味」
なのですが、今回はいつにも増して、みんな無言でした・・・。

下りは速い!
あっという間に下山です。
悪天候の中、全員が無事に下山できたのが、何よりの成果です!
 「雨の中の登山」
経験値GETです!

今回が初登山だったおおにしさん。
下りで足がガクガクになったそうで、かなりの疲れ具合でした。
そうなんです。
下りは楽といえば楽なのですが、足へのダメージは相当なもんなんです。
ストックの使い方がポイントです。

ってことで、不完全燃焼な登山ではありましたが、無事に下山できたことを神様にご報告。
無事に下山できたことに感謝します。

そして!
山頂で食べられなかったお昼ゴハンをこれからいただきます。

どこで食べるか迷ったあげく、駐車場の屋根の下で宴会することに。
登山口にまで下りてきても、外はかなりの風雨です。

バーナーを使い出したおぐさん。
今回も激ウマハムステーキをみんなに振る舞ってくれました!
ハムもおいしいのですが、おぐさんお手製のソースもまた絶品!
白ごはんが欲しくなるやつです。

そして!
さいとう室長もついにバーナーを入手!
みんなにソーセージを焼いて、振る舞ってくださいました!
みんな、どんどんレベルアップしていきます!

そしてこの男!カズキング!
なんとカズキングは「ホットサンドメーカー」を持参してきていました。
キャンパーにとっては「魔法の道具」!
激ウマホットサンドが作れます!
次回は絶景の中で作ろうぜ!

残念ながら、山頂では山ポーズをすることが出来ませんでした。
代わりに観光センターの前で集合写真~☆
(なんでやねん)
「頂上に登れること」がけっして「当たり前」ではないことを思い知らされた今回の登山でした。
今回の「撤退」はいい教訓になりました。
カズキングにとっても「雨具持参」のいい教訓になりました!

帰りは近くの温泉でひとっ風呂!
今回は頂上に立てませんでしたが、それはそれでいい経験になりました。

登山部のみんな、お疲れさまでしたー!

W 

2023.07.25

登山部@剣山 その1:天気予報は「晴れ」だから大丈夫!

7月15日、今回、西精工登山部は、「聖地:剣山」を登ります!
なぜ「聖地」なのか?
はい、西精工登山部、昨年5月の剣山登山が初登山だったのです。
つまり「発足の地」なのです。
さらに今回は、ゲストの方を招いての登山です。
広沢自動車学校様から、おおにしさんが動画撮影も兼ねて、参加してくださいました!
おおにしさん、よろしくお願いいたします。

赤い美馬橋を渡る頃に日の出を迎えました。
ちょっと雲が多いですが、大丈夫。
天気予報は「晴れ」です!
そして山道へ。
剣山の登山口がある「見の越」に到着しました。
はい、暴風雨。
でも大丈夫、天気予報は「晴れ」なのです。

登山をする人にとって必需品のひとつに「雨具」があります。
山は突然天候が荒れることもあります。
高い標高で雨に濡れると、低体温症になり、動けなくなることもあるんです。
しかしこの日、雨具を持ってきていないカズキングは、「燃やせるゴミ」の袋を雨具にしようと試みます。

登山部員たるもの、たとえ晴天でも「雨具」の携帯は必須。
 ※「雨具」は防寒具にもなるためです。
登山部部長カズキングの失態を一応詰めておきます(笑)

なにせ天気予報は晴天です。
風雨が弱くなってきたので、思い切って出発することに!
(一人を除いて)みんな雨具を装備して、雨仕様の登山です。

登山口前で集合写真を撮ることに。
「何かが起こる」ことを期待するみんな(笑)

自撮り棒も兼ねているカズキングの三脚。
強風にあおられ、「空」の撮影に成功(笑)
思った通りの展開に、大爆笑が起こります。
さすが、カズキング!
みんなの期待を裏切りません!

上では一回しか紹介していませんが、全く同じことを二回繰り返し、三脚での撮影は断念(笑)
自撮りで撮影することに!

剣山登山で一番の急登がこの参道階段です。
いきなり200段の階段に、太ももがパンパンになります。
登った先には御社殿があります。

神様にごあいさつと、「安全登山」をお願いし、いざ入山!
本当の登山口入り口には温度計が設置されています。
この日、街中では朝から30℃ちかい気温でした。
しかし風雨の剣山ふもとは「19℃」!
雨と風が相まって、寒いんです。
とても雨具無しではいられません。
(一人を除いては)

いざ入山してみると、木々が風雨を遮ってくれて、意外にも楽勝。
雨具を着こんでいる分、暑いくらいです。
登坂中はカズキングのスタイルがちょうどイイくらいです。
(でもホントはアカンのです)

登山道も思いのほか緩くなく、雨の影響を感じさせません。
お?これは、取り越し苦労?
すんなに山頂まで行けるんじゃない?
風雨からの逆転勝利に思いを馳せます。
なにせ、天気予報は「晴れ」ですから。

今回、初登山のおおにしさん、雨具の暑さに耐えながら、がんばってついてきてくれています。
登山部員たちが着ている雨具は、耐水にプラスして、通気性を持ち合わせているんです。
(Tシャツキングは除く)
でも簡易雨具のおおにしさんは、通気性がないので、かなり暑いと思います。
剣山ルート名物の「大岩」を過ぎると、もうすぐ西島駅です。

←樹林帯を越えると、一気に上が開けます。
しかし上の方は真っ白!
テント場を過ぎると、リフトの乗り降り場である「西島駅」に到着です。
今まで風雨から守ってくれていた木々が無いので、もろに風雨が襲い掛かってきます。

簡易雨具に蒸れて、かなりオーバーヒートしていた、おおにしさん。
←雨具から解放されて、ご覧の通り(笑)

しかし、雨と風が激しくなって、駅の横にある休憩小屋に避難することに。

意外とキレイな休憩小屋。
状況が良くなることを信じて、天候回復をここで待ちます。
大丈夫!
ええ、なにせ天気予報は「晴れ」ですから!

すとうさん、ここでも湯気全開です!(笑)

雨雲レーダーで確認すると、雨雲が剣山に狙い撃ちするように流れ込んできます。
キセキの天候回復を願い、小屋での待機時間が過ぎていきます。
カズキングはコーヒーを煎れだします。

西精工登山部、発足2年目で初の大ピンチ!
はたして一行は剣山に登頂できるのでしょうか?!
この続きは「その2」で!

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