BLOG 西精工の日常
教育 の記事一覧

2010/06/01 からあなたは累計 人目の訪問者です。

(本日は 番目のアクセスです。 また昨日は 人のご来場者がありました)

2022.06.03

新入社員研修

4月1日に入社した新入社員たち。
約一週間の座学の後、外部研修に行ったり、各製造現場で現場研修をしていました!
その現場研修も5月下旬で終了、みんな、研修でめきめき成長していきました!

新入社員たち、この日午前中は「個人面談」。
一人ずつ面談している間、自主的に現場研修の振り返りをしていました。
ホワイトボードをうまく使って、お互いの意見を共有。
このシーンひとつとっても、彼らの成長っぷりが伝わってきます!

さてさて、この日のお昼からは座学研修の再開です。
Wもひとコマ研修を受け持っているので、その様子を紹介します!
「アメーバ経営」の研修です。

まずはアイスブレイク。
この研修では、新入社員に加えて、この一年で入社した社員全員が対象です。
 「誰か、機関車と新幹線の絵を描いてください」
今年は中途で入社された社員たちに描いてもらいました!
おおお!
けっこうイイ感じに描いてくれました。
特に機関車、めっちゃかわいいです♪

続いて本題のケーススタディ。
4つの班に分かれて、それぞれの班で「うどん屋さん」を経営してもらいます。
「リーダー」「発表者」「書記」「タイムキーパー」「スパイ」
それぞれ、役割をしっかり果たしてくださいね。

序盤はすごくカンタン!
うどんを販売すると、いくらの売上があって、経費を差し引くと、いくらの収益があったのか?
さらには、かかった時間で割りつけると「時間当たり」という、アルバイトの時給のような数字が出てきます。

まだまだ序盤の採算表。
ステキな機関車を描いてくれた、たかはしさん。
採算表でもバッチリ正解の数字を記述してくれました!
数字の根拠説明もパーフェクトです!

そして最終条件を満たすべく、チームで話し合っていきます。
しっかりとうどん屋さんの経営方針を立てないと、数字が「絵に描いた餅」になっちゃいます。
実現させたい数字と、そのためのスキのないプロセスをみんなで考えていきます。
毎年、この研修を行っていますが、今年の研修では特に「スパイ」たちが精力的に活動していたのが印象的でした。
毎年、研修のカラーが違うのを楽しめるのは講師の特権(笑)

「辰巳や」(←チームでつけたうどん屋さんの名前)では、麺を自分たちで作り、麺増量という付加価値をつけようとしました。
しかし、「麺を作るのにどのくらい時間かかりますか?」の質問に撃沈していきます。
はい、ちゃんと数字には根拠が必要なのです。

このケーススタディを通じて、部門経営の難しさと数字を見る大切さを体験してもらいました。
最後はインプットしたことをアウトプットして、より学んだことを脳に印象付けます。
新入社員研修終盤の座学はあとちょっと、5月末まで続きます。

6月1日には新入社員たちに配属先の辞令が渡されます。
(このブログが載るタイミングでは、もう新入社員たちは配属先でがんばっています!)
約2カ月の研修、お疲れさまでした!
これからは、それぞれの配属先でがんばっていこうぜ!

W 

2022.05.26

技術マイスター

西精工には「技術マイスター制度」というのがあり、「技術力」「人間力」「マネジメント力」に極めて優れ、さらに高め続けられるスゴイ人を「技術マイスター」と認定しています。
現在、社内には3人の技術マイスターがいるのですが、その3人のうちの1人が成型4係のはしもとマイスターなのです。

この日のはしもとマイスターは、フォーマーと呼ばれる冷間鍛造機の「品質のキモ」となる機械部品のメンテナンスを行っていました。
部品ひとつひとつをチェックして、繊細かつ手早く組み付けていきます。
はしもとマイスターの「マイスター」たる所以です!

製造図面を見て、
・お客様がどういった価値をこの製品に求められているのか?
・それを実現するために設計者はどういった意図でこの製造図面を描いたのか?
こういったところまで思考を巡らせ、お客様に喜んでいただけるパーフェクトなものづくりを実現させる、はしもとマイスターなのです!

はしもとマイスターの役割はこれだけに止まりません。
はしもとマイスターは、昨年にご勇退されたこんちゃん先生から引き継いで、「機械保全技能士」ゼミの講師もしてくださいっています!
難度の高い国家検定「機械保全技能士」の合格を目指す社員たちにとって、ありがたいゼミです。

次世代の技術マイスターを育てるべく、ものづくりでも、教育でも一所懸命なはしもとマイスター!
そんなはしもとマイスターを「目指す先輩」として、社員みんな、がんばっていきます!

W 

2022.04.21

リーダーシップ勉強会 その2:コーチングの基礎となるのは・・・?

4月に実施された「リーダーシップ勉強会」について紹介させていただいています。
前回の「その1」の最後で、人が「こうあるべき!」を実現するためにつける仮面「ペルソナ」の話をさせていただきました。
このペルソナをつけていると、ひょっこり現れるのが「影」。

はたしてこの「影」とは?
・・・「影」の正体は、なんと「自分が見たくない自分」なんですって!

では、この「影・・・自分が見たくない自分」はどこに現れるのでしょうか?

自分の「影」は他者に現れるんだそうです。
皆さん、身に覚えがありませんか?
 ・アイツのこんなところが癇に障る!
 ・あの人のこういうところがキライ!

他者に見る「嫌なところ」は全部「自分の影」なんですって!
つまり「影=自分の見たくない自分」は、相手の「嫌なところ」となって現れてくるんです。
(逆に書いただけですね・・・汗)
人の嫌なところが気になるのは、自分にもその「嫌な部分」を持っているから。
自分の嫌な部分は人に見せたくないから、本人は隠しているつもりでも、けっして隠しきれるものではありません。
ひょっこりと相手の中に「影」は現れるんです。

特にこの「影」がよく出てくるのが親子だそうです。
自分の親に対して「何でこんなんだろう?」と思うのは、自分の「影」が現れているから!
それを認めることで親を受け入れやすくなるそうです。
大切なのは、自分の「影」も自分なんだと認め、受け入れること。

続いては「カウンセリング」について色々なことを教えてくださいました。
社長がこの話をしてくださるためにインプットに使った本を紹介してくださいました。
リーダーシップ勉強会とは違う会議体でコーチングの説明をしてくださっていたのですが、混同しないようにちょっと整理してみますね。
 ・ティーチング:ずばり教える。「こうやりなさい」。相手は考える余地なし。
 ・コーチング:傾聴と対話を通じて問題解決に導く。問題解決の答えは相手が持っている。
         あくまでコーチングする人はパートナーに徹する。
 ・カウンセリング:コーチングの基礎となる部分。
            ひたすら傾聴に徹する。答えを求めない。ただ傾聴し、共感するのみ。

コーチングでは相手から答えを引き出し、行動を変えるきっかけにしますが、カウンセリングでは違います。
カウンセリングでは、「~すべき」と自分の信念や価値観に縛られている人の本当のニーズ、「本当はこうしたい」という部分にそっと触れ、ホンネを聴きにいきます。
相手が認めたくない感情や、気づいていない価値観を引き出して、それを認めること。
人は本来、「解決する必要のないこと」で悩んでいることが多いそうです。
それに対して「解決しなくていいんだよ」と気づかせてあげることがカウンセリングなんだそうです。
傾聴、受容、そして共感です。

ここからは社員のレポートからも学びます。
さすがに全部は紹介できないので一部だけ紹介します。
どれも生々しいレポートなので、すごく勉強になります。

まず一人目は、相手の立場に立って考えることの大切さを紹介してくれました。
自分は「赤」に見えるのに、相手は「青に見える」と言う。
以前は「なんで赤に見えないんだ!」と憤慨していたそうですが、朝礼での対話を通じて「相手には青に見えているんだ」と気づくことができたそうです。
それに気づけてからは、「色メガネ」ではなく、真っ白にして相手のことを受け入れるようになったそうです。
社長からは、「こうすべき!」というのは仮面(こうしなければいけないという虚像の自分)だそうです。
こういった「べき論リーダー」ではしんどい。
「自分らしさ」をもったリーダーとなってほしいとのことです。

また別の人は、「私は仮面をかぶっています」とズバリなことが書かれていました。
それは、「職場、家族、友達、それぞれで違う姿を演じ、関わり方を意識的に変えている」というものでした。
特に後輩には「がんばらんとあかん!」と、自信を持った姿を見せるようにしているそうです。
ただ、それはちゃんとリーダーに見透かされていて、「肩を張らずに、素の自分で伝えればいい」とアドバイスをもらったそうです。
「はい、がんばります!」と答えたら、「だから、がんばらんでいい!」と言われたとか。

こんなことを書かれた方も。
今までは相手と対話していても、聴いている風にしていながら、相手がまだしゃべっているのに「どうやってこの人を説き伏せようか」と思っていたそうです。
でもリーダーシップ勉強会で学んだことを実践し、まずは全て受けれてみるようにしたそうです。
早速、チームメイトとの対話で相手が好き勝手しゃべっているのをグッとガマンして、全てを聴き、言われたことをくり返してしゃべっていくうちに、チームメイトが抱えている不安を理解することができたそうです。
社長からは、「これこそカウンセリング」とのことでした。

最後にも社長はこんなアドバイスをくださいました。
「親が子供を依存させてしまう(親の言うことばかり聞かせる)と、子供は『親の仮面』を着けてしまいます。親が子供に対して本当にしなければいけないのは自立を促すこと」
西精工社員には子育てしている親も多くいます。
すごくためになるアドバイスをありがとうございます!

今回もたくさんの気づきと学びをありがとうございました!

W 

2022.04.20

リーダーシップ勉強会 その1:対話の本質は・・・?

先日、社長が講師をしてくださる「リーダーシップ勉強会」がオンライン形式で実施されました。
社長、今回もよろしくお願いいたします!

勉強会の冒頭は、いつものように時事ネタから。
「新型コロナ騒動」が始まって2年が過ぎ、「withコロナ」として、人も動き出してきています。
・・・というか、人も経済も動かしていかなければ、もうもたなくなっています。
ただ単に元(コロナ前)に戻すのではなく、より価値を高め、よりうまくするためにはどうしていくのか?
これを考えていくことが大切です。
しかし、先に「効率」を求めるとうまくはいきません。
まずは「どうすればうまくやれるのか?」を考えることからです。

また、4月は西精工でも新入社員たちが入社してきました。
新しく家族を迎えたワケですが、そこで大切なのは「理念の浸透」です。
そして「理念の浸透」のために、何が大切か?
それは「対話」と「共感」です。
西精工では、この2つ「対話」と「共感」を実践する場として、朝礼があるのです。

前回(3月のリーダーシップ勉強会)、この「共感」について学びました。
ちょこっとその「共感」について復習します。
「共感」には2つの「共感」があります。
 ①相手と同じように感じる共感。
 ②「あなたはそう思うんですね」と、自分と感じ方が違う相手を否定しない共感。

①はそのまんま「共感」ですよね。
大切なのは②の「共感」です。
相手を受け入れる。お客様との関わりではすごく大切な「共感」です。

しかしこの大切な「共感」、ともすれば、ネガティブな気持ちを共感してしまうことで、しんどい思いをしてしまうことも。
ネガティブな気持ちを共感しても、ちゃんと「帰って来れる」ようにするための4つのポイントを教えてくださいました。
 ①「こんな自分でもいいんだ」と自己受容する。
 ②しんどい時は吐き出す。でもそれが「悪口」にならないように!
 ③体に心地よい刺激を与える。スポーツやカラオケ。
 ④前向きに「逃げる」。逃げることは悪いことではありません。自分にできることをする。

私たちは「幸せに生きる」「幸せに働く」ことを目指しています。
そして「幸せな人」は、自然と「幸せになる選択」をしています。
 「幸せになる選択」・・・「親孝行をする」「愚痴や悪口を言わない」
   大きなことではなく、日常のちょっとしたことで幸せになる選択をしています。

「幸せになる選択」をするには、主体的になることが欠かせません。
「~すべき」ではなく、「~したい」が行動の原動力であること。
「~したい」と思えるためには、「目的」をきちんと持っていることです。
「生きる目的」「働く目的」を追求し続けること。答えは無いかもしれません。
でも追求し続けることです。
そのために、良好な人間関係を築いていく。
そのために、きちんと刃を研ぐ。

そうです。「7つの習慣」に「幸せになる道しるべ」が示されているんです。

また、こんなことも教えてくださいました。
 「幸せになるには、【幸せになる技術】が必要」

さて、【幸せになる技術】とは何でしょうか?

【幸せになる技術】・・・それは「対話」なんだそうです。
そして、その「対話」の本質は、「他者との出会い」です。
ここで言う「他者」とは、自分以外の人だけでなく、「自分の知らない自分」も含まれます。
この「自分の知らない自分との出会い」が大切なポイントのひとつ。
人との対話を通じて、「自分ってこんな一面があったんだ」・・・と、自分では気づいていなかった自分に気づくことです。
こうやって対話を通じて「自分」という狭さを超える。そうすることで、より生きやすくなるそうです。
つまり「自分を受け入れる=自己受容」ことで、他者を認めることができるようになります。
「対話の本質は他者との出会い」と書きましたが、つまりは、
 「対話の本質は、ものの見方を変える」
ということ。
偏見ではなく、色々な角度、広さでもって物事を見えるようになることが対話の本質である、と説明してくださいました。

ただ、時に人は「こうでなければならない!」という思いから「仮面」をつけてしまうそうです。
この「仮面」のことを「ペルソナ」と呼びます。
この「ペルソナ」という仮面、「リーダーたるもの、こうでなければ」と自らの意思でつけている場合もあるし、そうではなくて、例えば「私の子供はこうあるべき!」という親の抑圧によって、無意識につけてしまっている場合もあるとのこと。

「会社じゃ厳しい先輩」と思ってたら、家族でお買い物をしている優しい顔の先輩を見て、「あの先輩、あんなに優しい一面があるんだ」なんて思った経験ありませんか?
それもペルソナが影響しているのかもしれませんね。

このペルソナ(仮面)、時にひょっこりと「別なもの」を生み出すことがあるんです。
さてそれは?
・・・ってことで「その2」をお楽しみに♪

W 

2022.04.08

リーダーシップ勉強会 その2:「弱さを見せる」ということ

社長が講師をしてくださる「リーダーシップ勉強会」、3月度の勉強会の様子を紹介しています。
「その1」では主に「共感」について教えてくださったことを紹介しました。
今回の「その2」では、社員が書いたレポートから色々な学びを得ていきます。
(今回も字が多いです!)

まずひとつ目のレポート。
西精工には「10か条」という、仕事終わりに「今日一日、決めたことが出来たかな?」と一日の自分を振り返るシートがあります。
このレポートを書いた方は、リーダーに言われて「仕方なく」やり始めたそうですが、この「やらされ感」が「自分で決めたからやる」に気持ちが変わったそうです。
また「この方は苦しいことを伝えるのが苦手」と書かれていました。
社長からは、「苦しいことを『苦しい』と言えることで楽になれる」と解説してくださいました。

ふたり目のレポートでは、「褒めてもらうためにがんばるんじゃなくて、自分ががんばりたいからがんばる」ということを書いていました。
つまり承認欲求を無くすということ。
ここで社長がアドバイスをしてくださいます。
それは「想像力を働かせる」ということ。
例えば、現場に落ちていた油を拭き取っても、誰もお礼は言ってくれません。
それでも「誰もこの油で滑らなくてよかった」と、想像することで幸せを感じることもできるのです。

三つ目のレポートでは、「見返りを求めない」ことの大切さが書かれていました。
この方は毎朝、近所の公園の環境整備をしています。
これを義務感でやるとしんどくなります。
しかし、環境整備をしていると近所の方々があいさつしてくださったり、中には「これを植えてください」と花の苗をくださる方もいるそうです。
これだけで心がすごく温かくなるそうです。
そして10年続けていると「やりたい」という気持ちになって、毎日小さな幸せを感じられているとのこと。
私たちは毎朝、近所の清掃をしているのですが、正直なところ、道行く人にあいさつをしてもあいさつが返ってくることは少ないです。
でもそこで想像力を膨らませて「この公園で子供たちが楽しく遊んでいる」と考えたら、「掃除をやってよかった」って思えます。

次は、最近、西精工に入社された方のレポート。
なんでもこの方は、親から「西精工で働きだしてから素直になったね」って言われたそうです。
私たちはただ単に働くんじゃなくて、「生きる目的」「働く目的」「働き甲斐」、こういったことを考えるようにしています。
もしかしたら、その答えは無いのかもしれません。
でも大切なのは「考える」ということ。
普通に働いていて、自分を内観することはほとんどありません。
「何のために働いているのか?」といった働く目的を見つめることは無いと思います。
しかしそれを「考えてみること」、そしてそれを明文化すること。
それが幸せへの選択となります。

まだまだレポートはあったのですが、ここで割愛!
最後に社長からさらにもう一冊の本を紹介してくださいました。
 「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」
です。
そして、その中の一節を紹介してくださいました。

ひとつ目のレポートのところでも書きましたが、組織の中で「弱さ」を安心して見せあえることの大切さ、なぜそれが大切なのかを解説してくださいました。
以前に社長が紹介してくださった、グーグルの「プロジェクト・アリストテレス」でも同じようなことが言われていました。
心理的安全性です。
会社には「休める」という制度はあります。
しかし大切なのは、休みたい時に休める「雰囲気」があるかどうかです。

これは勉強会の内容ではないのですが、ふとHTTが言ってたことを思い出しました。

https://www.nishi-seiko.co.jp/blog/20220316/

(3月16日の社員ブログ「Thank you」で紹介しています)

HTTの友人が以前勤めていた会社では「産休制度はあるけれど、取らないで辞めてくれ」といった空気感があったそうで、結局その方は会社を辞めて再就職したそうです。
そして再就職先では、お子さんの調子が悪くて「休ませて」と会社に電話したら、話の途中で電話を切られたそうです。

「私はここにいていいんだ」という心理的安全性の大切さ、「制度」ではなく「空気感・雰囲気」の大切さを思い知らされます。

ってことで、3月度リーダーシップ勉強会の紹介でした!
社長、今回もリーダーシップ勉強会ありがとうございました!

W 

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