様々な材質への対応、金型を内製化しコストダウンとスピード生産の実現、そして加工する技術。これらをそれぞれ高めることでナット製造のご依頼に可能な限りお応えできるように力を注いでいます。もちろん高い品質は当たり前のものとして生産しております。
様々な素材で製品を生み出すことが出来る企業は少ないのが現実です。それは材質の特性が変わることによって、製造技術もまた変わってくるからです。西精工は材質が変わっても品質を保つことが出来る技術力を持ち、安定した製品の提供をしています。そのことは品質要求の厳しい現在においてもクライアントのニーズに応えている証として捉えております。
また、新素材の製品開発にも余念がありません。徳島県からサポートをもらいながら研究開発を進めています。未だ製品化されていない製品に挑戦し続けることが我々の技術力の向上につながり、企業としてのモチベーションを保ち続けているのです。これからもクライアントのニーズに合うために新素材を使った開発を進めていきます。
金型設計のノウハウを獲得するためには何十年もかかると言われています。さらに多段式のフォーマーを使用する時は、複数回の圧造を行う複雑な工程設計も必要になってきます。
西精工ではものづくりへのこだわりから金型の設計から製造、加工まで、一貫して行います。そうすることで、クライアントからの突然の依頼やトラブルにも素早く対処できる体制を整えています。さらに重要な情報が外部に漏れることがないように機密保持をお約束することでクライアントから信頼を得ています。
西精工の加工技術は短小製品を得意分野にしています。M1.4のナットの製造が可能で、更にその中にナイロンリングを取り付けることもできる技術力を備え、市場に投入しています。
また、標準一般品にも力をいれており、冷間鍛造技術をメインに、最大7段式のパーツフォーマーを導入しています。切削で造られていた部品を鍛造で加工したり、鍛造+切削で加工することで、精度の向上やコストダウンを図っています。また、西精工が1社で製造の全工程を行うことによって、品質管理や工程の削減も可能になります。
弊社は、創業90年で培ってきた既存技術、経験、そしてノウハウと新技術を融合させ、お客様からのあらゆるニーズにお応えできるように日々努力しております。
コストダウンの実現は、設計力に100%依存するといっても過言ではなく、特に従来と同じ機能を維持しつつ、より安い原価で造り出すにはどうすればいいのか。これをコストダウンによる価値向上と位置づけて、日々活動を続けています。
対お客様にはVEとして積極的に提案活動を行い、そのための主な社内活動として、工程改善、工具類の耐久性に関する研究、ネットシェイプの維持、アメーバ経営の導入、省エネ・省資源活動の推進、5S、3M活動などがあげられます。
(営業技術部 小野 修己)